秋のお彼岸

2025年(令和7年)の秋のお彼岸日程

お彼岸の過ごし方

お彼岸はお墓へ出向きご先祖様に感謝を示す期間であるため、お墓参りをする際はマナーに気をつけましょう。お墓へのお供え物は、お仏壇と同様に五供が基本とされています。お線香・お花・ローソク・お水・食べものの5つを意識して、いずれかに該当する品をお供えしましょう。

お彼岸に仏壇ですることの基本
仏壇とお仏具をきれいに掃除し、お線香・ろうそく・お花・おはぎや季節の果物・お菓子などをお供えすることです。お彼岸中にご先祖様への感謝の気持ちを込め、手を合わせてお参りし、お経を読んだり、心の内で近況報告や感謝の気持ちを伝えたりしましょう。また、地域や宗派によっては彼岸会(ひがんえ)に参加したり、精進料理をお供えしたりする習慣もあります。

お彼岸と言えば 彼岸花&曼珠沙華
曼珠沙華(マンジュシャゲ)」と「彼岸花(ヒガンバナ)」は、同じ花を指す言葉です。**彼岸花が和名で、曼珠沙華はその別名(俗称)**です。曼珠沙華という名前は仏教の経典に由来し、「天界に咲く花」を意味するサンスクリット語「manjusaka」が元になっています。

彼岸花は毒性があるため摘んではいけないというわけではありませんが、球根には強力な毒「リコリン」が含まれており、誤って口にすると中毒症状を引き起こす可能性があるため注意が必要です。また、「死人花」「毒花」などの別名や墓地に咲くことから不吉とされる俗信もあるため、持ち帰らないように戒められた歴史もあります。