ご縁

先日みえたお客様

「私、隣町に住んでいるんだけどよく通るこの道にあったから寄らせてもらったわ!」と来て下さった。

なんでも、数年前にはお仏壇のお洗濯もやらせていただいたとか・・・ありがたい。おりがたい。

こんな小さな名も知れないお店に来てくださりありがとうございます。ただただ感謝感謝。

そう言えば、よく母が口にする言葉があります。

 うちには、ご縁のあるお客様が来てくださるのよ。本当にご縁のある方が来てくださるの。

 ひっきりなしにお客様が来てくださる店ではない。どちらかというと、一日に一人でも来てくだされば
お客様がゼロの日だってもちろんある。
 今までの職場が毎日バタバタとしていたためか、じっとしていることが苦痛になるときがあり、気持ちも焦ってくる。私こんなんじゃダメだ!何かしていかないと!
 父の漆塗りをおぼえたいとお願いしてはみたものの、この木の芽時は漆が全く乾かないからやるもんじゃない!と、一喝。
 私のやる気モードも撃沈。焦るな!とおしかりも受けた。しかし、この時間が勿体ないような気がしてたまらない。仕方なく、掃除や整理整頓に精を出したりしている。
 焦ったところで何も起こらないから、余計に焦る。心がざわつく。
 悪循環・・・「生きることは呼吸することではない。行動することだ」byルソー
 ではないのか・・・・・・・

 そう言えば、今読んでいる本
(あさ出版「日本の暦と生きるていねいな暮らし」暦研究科 康 光岐先生著)
 に書いてあった。
     以下、引用させていただきました。
 『四月 卯月 ご縁が結ぶ新しい出会いに感謝しましょう。』
 新年度は、新しい出会いがたくさんあるでしょう。このとき、どういうご縁を結ぶかで、人生は大きく
変わります。すべてのことは偶然ではなく、「ご縁」がむすんでくれたものです。先人たちは、生まれてから今日までに出会った、人、物、事、場所など、すべてを前世からの深い因縁だと考えました。
 ことわざの「振袖合うも多少の縁」は、すれ違っただけの人でも前世のどこかで縁があったからだという意味です。
 人と出会い、物に触れ、何かを感じ、どう行動するかは、あなた自身の価値観によるものです。
 縁の糸で結ばれている「人・物・場所」と出会った瞬間を必然と思って大切に育み稔らせる努力をする
ことが大切なのです。・・・・・・

 何事も自分次第。自分のとらえよう次第。考え方次第。接し方次第。
わかっったようで、わかっていない私かな?
 私と関わりを持ってくださる人は、この ご縁 があってでのこと。
 よし!康先生の言われる事を頭に留め毎日を送っていこう!

 でも、正直 このゆったりとした生活に慣れることができるのか?まだまだ不安な日々です。
 生活するにも少しのお金がいるし。このブログを書いている間も心が落ち着きません・・・