秋のお彼岸
2025年(令和7年)の秋のお彼岸日程
- お彼岸の期間:2025年9月20日(土)から9月26日(金)まで。
- 彼岸の入り:9月20日(土)。
- 中日(秋分の日):9月23日(火・祝)。
- 彼岸の明け:9月26日(金)。
お彼岸の過ごし方
- お墓参り:仏壇やお墓をきれいにし、お供え物をしてご先祖様を供養します。
- お供え物:お彼岸の行事食であるおはぎを供えるのが一般的です。
- 仏壇の掃除:仏壇や仏具の手入れをすることで、ご先祖様に感謝の気持ちを伝えます。
- お供えの花:菊やキキョウ、りんどうなど、秋らしい花や故人が好きだった花を供えます。
- 彼岸花の注意点:彼岸花は強い毒性があるため、持ち帰るのは避けるのが良いとされています。
お彼岸はお墓へ出向きご先祖様に感謝を示す期間であるため、お墓参りをする際はマナーに気をつけましょう。お墓へのお供え物は、お仏壇と同様に五供が基本とされています。お線香・お花・ローソク・お水・食べものの5つを意識して、いずれかに該当する品をお供えしましょう。
お彼岸に仏壇ですることの基本
仏壇とお仏具をきれいに掃除し、お線香・ろうそく・お花・おはぎや季節の果物・お菓子などをお供えすることです。お彼岸中にご先祖様への感謝の気持ちを込め、手を合わせてお参りし、お経を読んだり、心の内で近況報告や感謝の気持ちを伝えたりしましょう。また、地域や宗派によっては彼岸会(ひがんえ)に参加したり、精進料理をお供えしたりする習慣もあります。
お彼岸と言えば 彼岸花&曼珠沙華
曼珠沙華(マンジュシャゲ)」と「彼岸花(ヒガンバナ)」は、同じ花を指す言葉です。**彼岸花が和名で、曼珠沙華はその別名(俗称)**です。曼珠沙華という名前は仏教の経典に由来し、「天界に咲く花」を意味するサンスクリット語「manjusaka」が元になっています。

彼岸花は毒性があるため摘んではいけないというわけではありませんが、球根には強力な毒「リコリン」が含まれており、誤って口にすると中毒症状を引き起こす可能性があるため注意が必要です。また、「死人花」「毒花」などの別名や墓地に咲くことから不吉とされる俗信もあるため、持ち帰らないように戒められた歴史もあります。